夫が「わしが買うちゃろうか」と言うてくれたのに

LINEスタンプのキャラクターが映るスマホを見せる女性と、財布から現金を出しつつキャッシュレス決済に戸惑う夫のイラスト 50代の暮らしと働き方

LINEスタンプを作り始めて、2か月半になります。

先日、新しく作った「ダサかわいいおじさん」のスタンプを夫に見せたら、思いがけない言葉が返ってきました。

「わし、こうちゃろうか」

広島弁で「私が買ってあげようか」という意味です。

えっ……!初めて家族が買ってくれる!感激した私は「ありがとう!!」と喜びました。

その直後です。

「……どうやって買うん?」

夫はキャッシュレスができませんでした

聞けば夫は、スマホでの支払いをしたことがありません。LINEスタンプはコインやキャッシュレス決済で買うものなので、現金派の夫にはハードルが高かったのです。

「わしキャッシュレスできんけ〜、だめじゃわ」

結局、そのスタンプは私が買って、夫にプレゼントしました。

私のスタンプの売上がまたひとつ増えました。買ったのは、またしても私です。

この実話、動画にしよう

悔しいような、おかしいような出来事でしたが、ふと思いました。これ、そのままショート動画になるんじゃない?

作り話では出せない、本物の夫婦の会話。期待して、喜んで、ずっこけて、最後はちょっと温かい。

16秒にちょうど収まる物語でした。

AIと相談しながら台本にして、いつものように画像を並べて、夜、動画が完成しました。

56歳、初めてのことが3つ

動画を公開するまでに、初めてのことが3つありました。

  1. 自分の動画に自分でコメントを書きました。視聴者の方をスタンプの売り場に案内するためです。実は今まで、動画にコメントというものを書いたことがありませんでした。
  2. YouTubeの本人確認をしました。コメントを一番上に固定するには確認が必要とのことで、電話番 号を入れて、カメラに顔を映して……途中で「住所とか入れんといけんのかね」とドキドキしましたが、必要なのは6秒の自撮りだけでした。
  3. 夜の11時に動画を公開しました。50代の夜11時は、もう目がガチガチです。それでも「今日中に 出したい」と思える夜は、悪くないものですね。

実話にかなう台本はない

今回つくづく思いました。一番面白い台本は、日常の中に転がっています。

夫の「わしキャッシュレスできんけ〜」は、私がひねり出したセリフではありません。本人が本当に言った言葉です。だからこそ、動画にしても嘘がない。

売上はあいかわらずささやかですが、ネタだけは毎日増えていきます。夫よ、ありがとう。あなたの分まで、私が買っておきました。

私が作ったスタンプは、こちらからご覧いただけます

そういえば、この売上のことをAIと真剣に作戦会議した話も書いています。よければこちらもどうぞ。

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