こんにちは、なるかなです。
先日、新しいLINEスタンプキャラクターが完成しました。その名も「にこママ」。
以前から作っている「ダサかわいいおじさん」の奥さん、という設定です。
夫婦で並んだときに「あ、この人が奥さんなんだ」と思ってもらえるような、愛着のわくキャラクターを目指しました。
最初に考えたキャラクター像
最初に決めたのは、次のようなイメージです。
- 50代女性
- 丸顔
- 優しそう
- おおらか
- 頼りがいのある
- ゆったりした服装
- 家庭的なお母さん
- 二頭身
- シンプルイラスト
ただ「50代女性」を描くだけでは、どこにでもいるキャラクターになってしまいます。最近の50代女性は若々しくおしゃれな人も多いので、普通に可愛く描くと、今度は既存の「50代女性シリーズ」との差別化が難しくなります。
そこで、単に若々しい女性ではなく、「にっこり・ほっこり親しみやすいお母さん」を目指すことにしました。
何度も相談して、ようやく決まった顔
キャラクターの方向性は、チャッピー(ChatGPT)にたくさん相談しました。
どの髪型が合うか。どの服装が愛着につながるか。色が地味すぎないか。夫婦で並んだときに違和感がないか。
何枚も候補を作ってもらって、「この顔と髪型と服装はこっちがいいな」と、一つずつ比較しながら決めていきました。なかなか「これだ」というのが見つからず、正直かなり悩みました。
設計書は、前回の制作で作ったものをそのまま使いました。ゼロから作らなくていいのは、やっぱり楽です。
エプロンをトレードマークにする
制作を進める中で、今回も「エプロンをこのお母さんのトレードマークにしたい」と考えるようになりました。上半身だけで表現するスタンプでも、エプロンがあれば一目で家庭的なキャラクターだと分かります。
最終的には、次のような組み合わせに落ち着きました。
- グレージュのボーダー(縞模様)の長袖シャツ
- 明るめのデニム
- 深いボルドー色のエプロン
- エプロンのデニムポケット
- ネイビーの肩ひも
- ボルドー色の靴
- 丸い目
- 優しい笑顔
- ショートボブ
ボルドー色をエプロンと靴に使うことで、全体が地味になりすぎず、キャラクターの目印にもなりました。
コーデックスで画像生成、8個ずつ
キャラクターが決まったら、ベースの画像と設計書をコーデックス(Codex)に渡して、8個ずつスタンプ画像を作ってもらいました。24個を一度に作るのではなく、一つのチャットに画像を8個ずつ作ることで、途中で気づいたことを次に活かせます。実際、今回はこの区切り方のおかげで助かった場面が何度もありました。
1〜8個目:季節を間違えていた
作業を始めてすぐ、ベース画像が半袖だったことに気づきました。今回作っているのは秋のスタンプなのに、製作中の今が真夏のため、うっかり半袖のまま進めていたんです。気づいた時点で長袖に変更しました。
9〜16個目:シャツが地味に見える
グレージュの無地シャツが、思っていたよりも地味に見えてしまいました。そこでまたチャッピーに相談し、ボーダー柄に変更。これで野暮ったさがすっきり消えました。ちなみに白にしなかったのは、Canvaでの背景透過処理がうまくいかないことがあるためです。
17〜24個目:顔がだんだん細くなっている
一覧で見比べていたら、顔が少しずつ細くなっていることに気づきました。そこでベース画像を再度添付して、「この顔を維持してね」とお願いして修正してもらいました。
コーデックスは「規則性のある仕事」が得意
今回作業していて感じたのは、コーデックスは規則性のある仕事がとても得意だということです。
ベースの画像を添付して「ここをこう直して」とお願いすると、これまでの人物の雰囲気をちゃんと維持したまま修正してくれます。顔の一貫性を保つような、根気のいる作業でもブレにくいので、修正がすごく楽でした。
相談して方向性を固めるのはチャッピー、実際の画像生成と細かい修正はコーデックス。今回、この役割分担がすごくはっきりしました。
文字は藍色に、縁取りは白で
Canvaでの文字入れでは、色にもこだわりました。
以前はビビッドインディゴを使っていましたが、今回は藍色に変更。チャッピーに相談したところ、「藍色の方がシックで50代に優しい」とアドバイスをもらい、採用しました。縁取りは白にしています。
エプロンのボルドーやシャツのグレージュとも喧嘩せず、落ち着いた印象にまとまったと思います。
ちなみに「過ごしやすくなったね」のような夜のスタンプでは、以前の花火のスタンプ制作で学んだことを活かしました。
以前、夜空を背景に入れると花火が見えにくくなると気づき、夜空をなくして花火だけにしたことがあります。今回も同じように、月・すすき・山を目立たせるために夜空自体を入れませんでした。そのぶん背景が明るいので、白い縁取りはほとんど目立たず、藍色の文字が大きく書いてあるように見えています。
そして、ダークモードになった時は白い縁取りがあるのでとても読みやすくなっています。
50代以上の方になるべくやさしい大きな文字を採用しています。
少しでも読みやすくなるように、できるだけ画面いっぱいに大きなサイズにしました。
そして、チャッピーに相談して、おすすめの読みやすいフォント 「ユニバーサルデザイン丸ゴシック ラージ」 を選びました。 そして、それを更に太字指定をして使っています。
24個のスタンプが、やっと完成
こうして、24個のスタンプがようやく完成しました。
「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」などの日常的な言葉に加えて、「ごはん食べた?」「無理しないでね」「お大事に」「過ごしやすくなったね」といった、家庭的で優しい言葉も入れています。
作っていく途中、何度も「この人で本当にいいのかな」と迷いました。でも、迷ったからこそ、丸い目、ショートボブ、エプロン、色の組み合わせという、キャラクターの軸がはっきりしていったように思います。
申請直前に、まさかの展開
24枚が完成して、いよいよ申請という段階になって、思わぬ発見がありました。申請フォームを開いたら、「使いやすい!気づかいスタンプ・絵文字特集」というキャンペーンのお知らせに気づきました。
見てみると、パッケージの中に、相手への気づかいが感じられる表現を8個以上入れる、という条件でした。数えてみると、「気をつけてね」「ゆっくり休んでね」「大丈夫?」「お大事に」「無理しないでね」で、すでに5個。あと3個、いくつかの言葉を気づかい表現に変えることにしました。「どういたしまして」を「お気になさらず」に、「待ってますね」を「急がないで大丈夫よ」に、「ごはん食べた?」を「ちゃんと食べてる?」に。これで無事8個クリアです。
ここで、もう一つ気づいてしまいました。main画像・tab画像に選んでいた「ありがとう」「いいね」は、気づかいキャンペーンのテーマとはちょっとズレている気がしたんです。急いで選び直し、mainは「お大事に」に、tabはさんざん悩んで最終的に「こんにちは」に落ち着きました。
さらに、「お疲れ様です」と「ゆっくり休んでね」の2枚が、マグカップを持つポーズでほとんど同じだったことにも今さら気づき、「ゆっくり休んでね」だけブランケットを差し出すポーズに変更。スタンプの並び順も、気づかい表現がまとまって見えるように組み直しました。
申請の直前にバタバタするのは、いつものことです。今回も例外ではありませんでした。
作れば作るほど、このキャラクターへの愛着が湧いてきました。早く皆さんにお披露目したいです。
ほいじゃあね〜
なるかな
